炭酸水「ゲロルシュタイナー」日本で販売終了していた 消費者驚き、理由は

ドイツのロングセラー炭酸水「ゲロルシュタイナー」が、2022年3月で日本での販売を終了していた――。消費者からの嘆きが、SNSに複数投稿されている。

<【写真】ゲロルシュタイナーの魅力とは>

■ボルヴィックに続き…

ゲロルシュタイナーはドイツで1888年から販売し、日本ではポッカサッポロフード&ビバレッジが2004年から輸入している。高硬度(1310mg/L)が特徴で、天然の炭酸を含有する。

ポッカサッポロによれば、35か国以上に輸出され、2017年に世界の天然炭酸水ブランドで売上1位となった(GlobalData社調べ)。2020年には日本で、持ちやすい形状のペットボトルに刷新し、実業家のROLANDさんを起用したウェブCMを展開していた。

商品サイトでは、日本での販売を2022年3月末で終了すると案内されていた。7月中旬ごろからSNSで注目され、驚きが広がっている。

ポッカサッポロ広報は26日、J-CASTニュースの取材に「ゲロルシュタイナー社のアジア方面における戦略変更のため」と説明する。ゲロル社がヨーロッパ中心の販売へ舵を切り、それに合わせて日本での販売終了となった。

流通している限りで終売となる。ポッカサッポロは今後、自社開発の炭酸ブランド「おいしい炭酸水」「北海道富良野ホップ炭酸水」に注力していく。

輸入ミネラルウォーターをめぐっては、キリンビバレッジが製造委託契約終了により、2020年末でフランスの「ボルヴィック」の販売を終えていた。